今季2018年、メキシコ1部パチューカでの全日程が終了したことを受けて、サッカー日本代表FWを務める本田圭佑選手がパチューカからの退団を明らかにしました。
さて、そんな本田圭佑選手が在籍していた標高2400メートルのパチューカでの極秘トレーニングは過酷なものであることは容易に想像できます。(プロフェッショナル 仕事の流儀5月14日)
本田圭佑が在籍していたパチューカとは?
本田圭佑選手が在籍していたパチューカは、メキシコシティの北東に位置している都市です。
人口は、26万人余りです。
とくに、特徴的なのは、原色の強い街並み・・・。なかなか日本では見ることのできない風景が広がります。
メキシコ国内では、比較的治安が良いといわれています。
本田圭佑・標高2400mパチューカでのトレーニングが与える影響とは?
パチューカは、標高が2400mあるのですが、この環境下で本田選手が好成績をあげていた点に注目出来ると思います。
ちなみに、いわゆる水泳選手やマラソンランナーなどが行う準高地トレーニングで有名な、菅平高原の峰の原高原が1200-1350mなので、そのほぼ倍の標高で恒常的にトレーニングを行ったり試合に出場する本田圭佑選手は身体が慣れるまでが相当にきつかったと思います。
現地の人々は物心ついたときからこの標高の地域で生活していますが、やはり外国人にとっては、そしてすでに30代になっていた本田圭佑選手が慣れるのはきついものがあったことでしょう。
ちなみに、2500mで高山病を発症するといわれているので、ほぼそのレベルの標高ですからね・・・。
で、この標高が本田選手に与える影響ですが、主にこれだけの標高になると、低酸素、低気圧、低温の3拍子が揃っている環境です。ですので、心肺機能に相当な負荷を与えるものとなります。低気圧であることで、ボールの軌道にも大きな影響を与えますね。
さらに、通常の高地トレーニングは、まず高山病予防を前提に1週間以内程度行われるのですが、本田選手はそもそもがパチューカがホームだったので、そこで試合や練習をするだけでなく、日常的な生活を送っていたわけです。
恐らく、言わないだけで相当に厳しい日々もあったはず・・・、
パチューカの標高が2400mということは、標高0メートル地点に比べ酸素濃度が約25パーセント低いということ。そんな中で、生活と試合をしていたわけですから、本田選手の心肺機能が向上し、持久力や回復力が向上していると信じたいですね。
まとめ
個人的には、一部報道でパチューカを退団後の本田選手がJリーグの環境で練習するというものがありましたが、それでせっかく高まった心肺機能がまた平地に慣れてしまい、低下するのではないかと思ったりします。
ハリル監督の解任にからみ、何かと言われている本田選手ですが、Wカップに出場するからには、ここは是非高地トレーニングの成果を見せて欲しいですね。
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