2020年の東京オリンピックは、様々な変化を生じさせていますね。神野大地選手のプロ転向もそのひとつですね。
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3代目山の神・神野大地が”プロ転向”!収入(年収)は?
今回、プロ転向を表明したのは、3代目山の神・神野大地選手です。26日付けで所属していたコニカミノルタを退社し、2020年東京オリンピック出場をめざし、プロ転向を表明しました。
シーズン初戦!
良い感じで走れました!🏃♂️ pic.twitter.com/tbDcmI7Zse— 神野大地 (@daichiagu) 2018年4月7日
「私、神野大地は4月30日をもって退社させていただくことになりました。恵まれた環境から離れることは大きな決断ではありましたが、東京でのオリンピックにマラソン競技で出場したいという目標を達成するために、私自身の責任でチャレンジしてみたいと思いました。日頃より温かいご支援を下さいました会社の同僚の皆さん、練習を共にしたチームメートには大変お世話になりましたし、何よりこの私の考えを後押しして下さいましたコニカミノルタ株式会社には感謝の気持ちでいっぱいです。これまでのご声援に心から感謝し、今後もさらに頑張ります」
引用元:コニカミノルタ
個人的には、かなり思い切った決定をしたと思います。正直、コニカミノルタのような企業に所属していることで得られる安定は大きかったはず。
でも、それら安定を後にしてプロに転向するのはかなりの覚悟ですよね。
神野選手は青学大出身なのですが、在学中の2年生の時に出場した箱根駅伝2区で区間6位を記録しました。
その後、3、4年生は山上り5区で、連覇に大きく貢献しました。2年前の2016年にコニカミノルタに入社し、2017年12月に出場した福岡国際では2時間12分50秒で13位となります。さらに今年2月に行われた東京マラソンでは2時間10分18秒で18位でした。
たしかに、3代目山の神としてある程度の知名度がある神野大地選手ですが、成績的には、これから相当踏んばらないといけないと思いますし、知名度の点でもそこまで大きなものではないと思います。
ですので、プロ転向すると、収入のメインとなるのが、スポンサー収入、各地で行われるランニングイベントへの参加による出演料、レースでの賞金などになりますが、これらを獲得する上でも、まずは周囲を納得させるだけの成績・実績を上げなければなりません。
神野大地がプロ転向で収入(年収)はこうなる
さて、3代目山の神・神野大地がプロ転向での収入ですが・・・。
まず、スポンサー収入では、一般的にスポーツメーカーと年間1000~2000万円といった契約を結ぶことになりますが、この金額はあくまでもトップランナーの話。。。
ピンキリということでいえば、ネームバリューや実績の少ない選手の場合は、年間契約でもわずか10-20万円程度のもの。
また、もうひとつの収入源は、レース出場とそこで獲得する賞金。年間に何レース出場するかに比例して収入が決まります。それこそ、トップランナーであれば、年に2回低度の出場で数千万円という収入を得られるような人もいますが、それも例外中の例外で、一握りの世界です。
また、「じゃーレースにたくさん出れば良いのでは?」という声も上がりそうですが、そもそもレースに出ずっぱりの川内優輝選手のようなケースはあまりにもレアですよね。
そもそも、川内優輝選手を他の選手がマネても故障するだけです。川内優輝選手のようなケガや故障に強い選手は珍しいんですよね・・・。
神野大地選手は、ある意味、これから地道に、実績を積んでいく段階の選手です。
神野選手は、スポンサー収入によって、道具の費用、練習場所、遠征費などを獲得したいでしょうし、成績を上げていくことで、レースでの賞金を獲得したいと考えていると思います。レースでの賞金に関しては、「とにかく勝って入賞する」この一点で頑張る必要がありますね。
ですので、収入は、スポンサーが付かないかぎり、またレースに勝たない限りは「ゼロ」という厳しい世界です。
24才という年齢は、若いですが、その年齢がどう転ぶか不明な点も多いですね。
まとめ
神野大地選手は自身に秘めた自信があったからこそのプロ転向表明だとは思います。
それにしても、かなり思い切った賭けに出たと思います。
是非頑張って頂きたいですね。