いよいよ男子サッカー日本代表監督に就任した西野朗監督。ハリルホジッチ監督の解任後を受けての就任で「ただ単に火中の栗を拾うことになるのか」、それとも「マイアミの奇跡」の再現になるんでしょうか。
西野朗監督のプロフィール&その戦術
西野朗監督というと、おそらくアトランタ五輪・男子サッカーのグループリーグ初戦で、日本代表が世界王者のブラジル代表を相手に真っ向から闘いを挑み勝利した「マイアミの奇跡」を覚えている方も多いことでしょう。
あのとき監督を務めた、西野さんは当時まだ41歳だったんですね・・・若いですね。 ある意味、「失うものは何もない!!」という開き直りで、挑んだ試合だったのでしょう。
SAMURAI BLUE(日本代表)監督に西野朗氏が就任 #jfa #daihyo #夢を力に2018 https://t.co/zVVfXHZK48 pic.twitter.com/wGtD7u8PM1
— サッカー日本代表 (@jfa_samuraiblue) 2018年4月12日
さて、西野朗監督のプロフィールをご紹介します。
●生年月日: 1955年4月7日(63歳)
●出身地: 埼玉県浦和市 (現:さいたま市)
●身長: 182cm /体重 72kg
●選手時代のポジション: MF
●利き足: 右足 出典元:ウィキペディア
ちなみに、西野監督の現役選手として、また指導者としての経歴は輝かしいものがあります。
まず、選手時代ですが・・・
西野さんは、埼玉県立浦和西高等学校在学中に日本代表に選出されます。まずここがスゴイですね。高校時代にすでに日本代表入りです。
その後、卒業後には柏レイソルの前身の日立製作所へ加入します。そして1985年には、8試合連続得点をあげるなど輝かしい記録を達成します。
西野さんは、1990年に現役を引退しますが、その翌年の1991年にU-20の日本代表監督に就任します。すでに、西野さんの指導者としての素養の高さが周囲の目に止まり、抜擢されたと考えるのが正しいでしょう。
さらに、1994年には、U-23の日本代表監督に就任し、この監督時代に前述のように、アトランタ五輪・男子サッカーのグループリーグ初戦で、ブラジルを破る偉業を達成します。
その後、柏レイソルの監督を経て、2002年から長らくガンバ大阪監督を務めます。
その間には、2005年には、J1リーグ優勝を果たし、2007年にはナビスコカップ優勝を果たすなど指導者としても確かな実績を残します。
加えて、2012年にはヴィッセル神戸、2014年には名古屋グランパスの監督を務めるなど、指導者として豊富な経験を持っています。
西野監督はただのエリートなのか?
で、これらの経歴を見ていると西野監督は、苦労なしのエリートに見えてしまいますが、決してそんなことはありません。
実は、西野監督も過去に自身の解任を経験しています。もちろん、それは結果を残せなかったからです。実際、ガンバでは多くの実績を残すものの、その後に監督としてチームを率いたヴィッセル神戸と名古屋グランパスでは、チームを立て直すことができませんでした。
西野監督については、ブラジル相手に勝利を収めた「マイアミの奇跡」の1勝が際立ちすぎている部分もあり、それが強烈なインパクトとして人々の脳裏に刻まれていると思います。
ですので、個人的には、あの奇跡を起こしたアトランタ五輪のときのように、今大会も考えすぎずに挑戦者としてアグレッシブに攻めて欲しい気がします。というより、この段階ではチームの再編や戦術変更などを行うにも、もはや時間がなさすぎます・・・
西野朗監督の戦術は?
前述のように西野監督は現役時代のポジションは、MFでしたが、このMF(ミッドフィルダー)というポジションは、FWとディフェンダー(DF)の間に位置して、攻撃と守備の両方を行うポジションで、戦術に応じて果たす役割も変わりますが、サッカーというスポーツにおいてかなり重要なポジションといえます。
戦術を完璧に理解してそれを体現する役割であることから、かなり頭脳的なプレーが求められます。実は、世界的に見ても、名監督の多くはMF出身という事実があり、その事実こそがMFのポジションの意味や重要度、フィールドではある意味監督のような役割を果たす立場であるといえます。
野球でいえば、捕手出身の監督が名監督になることが多いのと似ているんでしょうか。
西野朗監督は、現時点では監督就任したばかりなので、どんな采配を振るうのか分かりませんが、その戦術は、攻撃的か守備的かのどちらでしょうか?・・・
個人的に思うのは、西野朗監督はもともと攻守を柔軟にこなすMFというポジションだった方ですよね。つまり、もともと性格的も、攻守どちらかに極端に偏ったものではなく、ゲームとしてサッカーをとらえて、攻撃的に行った方が得策と判断すれば、普通に攻撃的に行くんじゃないかと思います。
特に、今回の就任後の会見などの西野監督の様子を見たりコメントを聞いていても、そう思いました。
ハリルホジッチ監督の戦術を振り返ると、ひたすら”縦に速く、裏に抜けろ、デュエル”というもので、それを選手に強要する面も否めなかったと思います。そしてそれに応えきれていなかったのが、ハリルホジッチ監督指揮下にあった日本代表なわけですよね。
それを2年間、間近で見ていて、ある意味反面教師としてとらえていたのが、西野朗監督(当時・技術委員長)のはずです。そんな西野監督が、選手に対して”西野流”を強要することはあまり考えられないですね・・・個人的にはそう思います。
むしろ、「当たって砕けろ」のマインドで、リスクを取りつつ思い切った攻撃をしてこそ、そして選手たちがそうできる環境を作れるのが「西野流」ではないかと思います。日本語でコミュニケーションできますしね。。。
繰り返しになりますが、是非、個人的には、後先考えずに思い切って攻撃でいって欲しいですけどね・・・ これ細かな戦術面は別として”気持ちの面”でという意味です。
西野朗は若い頃も今もイケメン!
西野監督をご覧になった方は「イケメン&ダンディ」である印象を持っているのでは? 実際、63歳という年齢ではあるものの、おじさん臭はしないですよね?
今ももちろんそうなのですが、若い頃は伊藤英明似のさわやかなイケメンと言う印象です。
西野朗(日本代表) 日本0ー0韓国 ワールドカップ予選1977-3-26 国立、東京 pic.twitter.com/l6TO5mpvTC
— tphoto (@tphoto2005) 2018年4月12日
そして、今でも、現役時代と変わらず、スリムでスタイルが良くさっそうとしていますよね。また、サッカー選手というと年中強い太陽の日差しのもとにいるため、肌年齢も相当に老けてしまっている人もいますが、西野さんはそういった観点で見ても若々しく見えます。
今でもこのスリムな体型と体力を保つために、自身でも相当鍛錬しているんじゃないでしょうか? 普通50.60代は相当代謝が落ちてくることもあり、無駄な肉もついていても不思議じゃないですけど、そんな部分は微塵もないですよね。
むしろ、若い頃よりも、今の方が年齢相応の渋さも加わり、イケメンなようにも思います。
西野朗監督・家族や息子は?
西野朗監督さんは既婚です。また、日立製作所時代に、今の嫁の美佐子さんと結婚し、美佐子さんは、その美人ぶりで有名ですね。 お嬢さんのさやかさんと、息子さん・卓朗さんの2人の子どもさんにも恵まれています。
息子さんもサッカーをやっているんでしょうか? とくにご家族の情報はありませんでした。しかし、是非息子さんもサッカーにかかわっていて欲しいと思ったりしました。
何せ、お父さんが現役時代、天才的といわれたMFでしたからね・・・
でも、西野さんがすでに60代ですし、結婚されたのも相当前ですから、普通に考えると、息子さんたちもそこそこの年齢が行っているかと思うので、お孫さんもいるかもしれませんね。
意外にお孫さんがサッカーやっていたりとか期待してしまいます。
あと、遠い親類ではあるものの、あの久米宏さんが親戚なんですね。あまり個人的にはお2人が結び付かず、意外な気がします。
まとめ
新たな「西野ジャパン」として厳しい中を船出した「男子サッカー日本代表」ですが、ここまで来たら、是非すべてを出し切ってほしいですね。
はっきりいって、多くの日本人は、今の日本代表がまさか優勝なんてするとか、ベスト8進出さえ果たせると思っていないはず。
なので、世間の反応とか雑音などを気にせず、思い切って攻撃的なサッカーを展開してほしいですね。その上で負けた分には、むしろ納得する人が多いのではないでしょうか・・・
いやきっと何かを起こしてくれるでしょう! 西野監督の采配に期待しましょう!
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