北海道で起きてしまった「平成30年北海道胆振東部地震」。大地震の発生の確率が非常に低いとみられていた北海道の厚真町、安平町、むかわ町、千歳市などで大規模な地震が発生しました。
「平成30年北海道胆振東部地震」では、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6・7、震源の深さは37キロとの発表がなされ、いうまでもなく、胆振地方で発生した地震としては、統計を取り始めた1923年以降、最大規模となることも明らかになりました。
で、ここでは震度の大きかった各市町村の地域について、今までの被害状況や画像などを紹介していきたいと思います。
北海道地震・各地の被害状況【最新】は?
2018年9月7日22時時点での北海道地震での各地の被害状況をまとめてみます。
人的被害
・ 厚真町(震度7) ⇒ 死者5人 /心肺停止9人 安否不明者24人 左記:計38人
・ むかわ町(震度6強)⇒ 死者1人 安否不明者0人 左記:計1人
・ 新ひだか町(震度6弱)⇒ 死者1人 安否不明者0人 左記:計1人
・ 札幌市(震度5強)⇒ 死者1人 安否不明者0人 左記:計1人
・ 苫小牧市(震度5強)⇒ 死者1人 安否不明者0人 左記:計1人
現時点での、「平成30年北海道胆振東部地震」の死者数は9人、心肺停止9人、安否不明者は24人となります。厚真町にあまりにも集中しているのが分かりますし、このうち、安否不明者の方については一人でも多くの方が無事に見つかってほしいです。
建物被害
地震の被害に遭った市町村の建物被害についてです。
・ 厚真町(震度7) ⇒ 全壊19戸
・ むかわ町(震度6強)⇒ 全壊5戸 / 半壊13戸
・ 安平町(震度6強)⇒ 全壊4戸 / 半壊5戸 / 一部損壊2戸
・ 三笠市(震度5強) ⇒ 一部損壊4戸
・ 由仁町(震度5弱)⇒ 一部損壊2戸
・ 室蘭市(震度5弱)⇒ 一部損壊1戸
やはり当然といえば当然ですが、震度7を記録した厚真町に被害が集中しています。ただ、地震が発生してまだ間がないことと余震の影響のため、この建物被害もこれからさらに広がる可能性が考えられます。
北海道地震・被災地各地のライフラインの状況
こちらの情報は、9月7日21時時点の情報のため、現在は復旧している地域もある可能性があり点をご了承ください。新たな情報が上がり次第、更新いたします。
停電
停電戸数は139万軒。北電によると、「電力の供給については、病院、交通、通信、報道機関、水道、ガス、官公庁等の公共機関、避難所、その他重要施設への供給回線を優先に行いますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします」とのこと。
計画停電の可能性も検討されています。
また、病院、避難所など、重要施設の一部では発電機車による電源供給も実施されています。
このたびの北海道で発生した地震により被災された皆さまに、心からお見舞いを申し上げます。
東京電力パワーグリッド株式会社は、北海道電力株式会社の要請を受け、電力の早期復旧に向けて、9月6日から応援派遣を行っております。
※動画は、銀座制御所から「高圧発電機車」が出発する様子です。 pic.twitter.com/xIXdGHXR0y— 東京電力ホールディングス 株式会社 (@OfficialTEPCO) 2018年9月7日
断水
北海道胆振東部地震の影響で、北海道の33428軒で断水が発生しています。
■断水〔7日12:00現在 厚生労働省〕
・札幌市15175・安平町5900
・厚真町2100
・日高町2285
・むかわ町4000
・小樽市48
・登別市30
・帯広市1
・室蘭市2910
・伊達市300
・函館市442
・洞爺湖町20
・浦臼町・雨竜町48
・増毛町6
・釧路町54
・浦河町55
・津別町17
・置戸町20
・壮瞥町10
・上ノ国町6
・美瑛町1
北海道地震の画像と地図とは
後ほど追記します。
まとめ
今回は、大地震の発生の確率が非常に低いとみられていた地域が震源地となってしまった点もあり、個人的には「地震の予知研究ダメじゃない?」と思いますね。
そこに予算を無駄につぎ込むよりも被災された方に援助を差し伸べるとか、もっと現実的な部分・分野に国もお金をつぎ込むべきじゃないかな?とか思ってしまいます。
現在、停電や断水の復旧具合については刻刻と状況が変化しており、復旧も進んでいます。早い段階で、復旧してほしいものです。