家でテレビ中継で見ている方が、涼しくて快適なのが分かりつつも、毎年、祭り好きな男子や女子であれば一度は行ってみたいのが京都祇園祭だったりしませんか。
京都祇園祭は「ザ・真夏のデートコース」として、やはり外せなかったりします。でも、実際に行ってみるとその混みあい方は半端ないですし、きちんと備えをしておかないと困るポイントもあったりします。
ここでは、祇園祭のデートコースやおすすめデートプラン、そして覚えておきたい5つの注意点をご説明します。
京都祇園祭は、なぜデートコースとしてオススメ?
そんな、大勢の人々で混み合うことが分かっている、京都祇園祭がなぜデートコースとしてオススメかというと・・・
非日常的な体験が彼氏と彼女の間の距離を急接近させる
一般的に非日常的な体験をすると、それが刺激になり二人の間の距離を縮めたり、マンネリ気味のカップルであれば、また互いに新たな発見があったりして、二人の関係がグッと近くなったりするもの。
アミューズメントパークでの体験などはまさにそうですよね。ひと時でも日常を忘れるからこそ、それが刺激になって、お互いの距離が縮まるわけですね。
ある意味、京都・祇園祭も非日常的な体験といえます。山鉾巡行など目にする各種の出し物はもちろんのこと、日常ではなかなかない喧噪、人混み、賑わいといったものが、やはり忘れられない記憶になったりするもの。そんなときに、彼氏が彼女をきちんとエスコートすれば、彼女もさらに惚れ直すかも・・・
「人混みキライ!!」という場合は?
ただ、一点、「やはり人混みが嫌い」という彼氏、彼女であれば辞めた方がいいかもしれません。京都・祇園祭の混みあい方はそれほどスゴイものがあるので。とても疲れたり、彼女なら不機嫌になってしまうかも・・・。
そんなときには、特に混みあう時期(屋台が出る宵々山、宵山の時期)を回避してみたり、レストランからゆっくりと山鉾巡行を眺めるなど、「少し外す」という発想で、快適に祇園祭を楽しみましょう。それでも、祭りのムードは存分に楽しめます。
祇園祭デート・彼氏or彼女の上手な誘い方
すでに付き合っているカップルならまだしも、まだ付き合い始めて間もなかったり、これから付き合いたいと考えている方なら、「どうやって(彼氏・彼女を)祇園祭りデートに誘おうかな?」と思うかもしれません。
そんな場合には、”祇園祭りのネームバリューや特長”を存分に活用しちゃいましょう。
「年に一度の一大イベントだから」、「祇園祭りの時期しか食べられない屋台メニューがあるから食べてみたい」とか、「祇園祭り行ったことがないから、一人だと不安だからついてきてほしいな?」的な感じで、あくまでも祇園祭に関心があることをアピールすることで、自然なお誘いになるはず。
でも、くれぐれも、人混みや混雑が苦手な人は、無理せず、レストランから祭りを楽しんだりピーク期は外すなどしてみましょう。
祇園祭・おすすめデートプランとは?
祇園祭でオススメしたい、デートプランなのですが・・・
やはり「ザ・王道」というものになるかも・・・。というより、祇園祭を正攻法で攻めようとする場合、あまりひねるのはあまりオススメしません。
① 山鉾巡行見物!前祭・後祭の2回の巡行見物プラン!
祇園祭りのハイライトともいえるのが、「山鉾巡行」。前祭りと後祭りの2回の巡行が例年行われるのですが、それをぜひ押さえておきたいですね。
その理由は、「他の祭りにない独特で厳かな雰囲気」と「その独特のムード」が二人の間の距離を急接近させてくれるはずだから。京都テレビの中継では、その雰囲気が体験できないですよね。一度見ておいて損はないと思います。良い思い出になるはず。
さて、山鉾巡行の日程ですが、毎年、前祭り(さきまつり)は7月17日に、後祭り(あとまつり)は7月24日(月)の、計二度に渡って行われます。
この山鉾巡行では、計33基の山鉾(祇園祭の山車)が、京都の大通りを練り歩きます。その目的は、京都の街の厄を集め祓うためであり、京都の人々にとっては山鉾巡行は、とても大切で意味深いものなんですね。
詳しい山鉾巡行のスケジュールや巡行時間などはこちらをご覧ください。
「山鉾巡行」の特徴ですが、他の祭りで練り歩くだんじりと違い、いわゆるド派手なパフォーマンスやスピード等はなく、歴史を感じさせる趣があふれる、金や赤を基調とした美しい山車がゆったりと動くところに、京都らしい華美さや、迫力を感じることができます。
引用元:KyodoNews
かなり重量のある山鉾を、選ばれた男たちが運び、辻回しという交差点を曲がるときの動き必見ですね。また、男たちが大きな掛け声を一斉にあげて山車を90度動かすときには、周りの見物客もそれに合わせてつい声をあげてしまいます。
前祭り(7月17日)を見るデートプランであれば、混みあう四条通りを避け、河原町通りから三条通りあたりの少し人混みの少ないエリアを歩いてみるといいかもしれません。できれば、朝9時ころから河原町通りを散策しつつ、歩いて山鉾のあとを追いかけてみてもいいかもしれません。
後祭り(7月24日)を見るデートプランなら、前祭りほどは混雑しないので、少し混雑が苦手というカップルにオススメといえます。
② 二人で宵山の夜の街をゆったり散策プラン
ある意味、これこそ「祇園祭・定番オススメのデートコース」ということになるかもしれません。
7月15日、16日に行われる宵々山~宵山で、屋台グルメを片手に食べ歩きし、お囃子を聞きつつ、お祭り気分を満喫したいなら、このデートプランが外せないでしょう。
引用元:産経新聞
烏丸通沿いや四条通の明るくライトアップされた山鉾は、京の夜の街によく合います。その中をぶらぶらと散策するのは、まさに祇園祭ならではの醍醐味ですね。
③人混みが苦手!でも祇園祭の雰囲気を味わいたいカップル向けプラン
中には、祇園祭りに行ってみたいけども、「やはり、どうもあの混雑だけはダメ・・・」という方もいることでしょう。でも、「祇園祭りの雰囲気を味わいたい」という方も。
そんな場合には、山鉾と一緒に練り歩くとか、近くで見物するプランはあきらめて、レストランやホテルから祇園祭を眺めることをオススメします。
祇園祭の期間中、なかでも前祭宵山の時期には、河原町や四条のレストランは、比較的すいている傾向があります。多くの人が、”下で祇園祭”を楽しもうとして下りているからと思われます。確かに屋台や出店なども多いですし、その雰囲気を直に感じたいからでしょう。
そこをあえて外して、上から祇園祭を眺めるというこのプランは、ある意味「大人のデートプラン」ですし、逆に俯瞰して見る楽しさもあります。
ただし、とくに年齢の高い方など、同じことを考える方もいるので、もし宵山の時期を選んでデートするなら7月15日または16日の晩の時間帯、山鉾巡行を見物するデートプランなら7月17日か24日の午前から昼にかけての時間帯であらかじめ予約することをオススメします。予約なしでは、人がいっぱいで入れないことも多いので要注意です。
予約の際、店員に方には、「食事をしつつ、祇園祭を見たい」旨お伝えし、できれば、「2階席の窓際」など具体的にリクエストをしておきましょう。窓際でないと、祭りが見えなくなってしまうので・・・。
人混みが苦手な彼女(彼氏)がいても、「ごはんを食べながら宵山や山鉾を見物する」というコースなら、あなたの気遣いが相手も伝わり、喜ばれること間違いないでしょう。
また、もしホテルから祇園祭を見たいならこちらを参考にしてみてください。
「祇園祭りをホテルから見る」コースはこちらから
⇒ 京都祇園祭(山鉾巡行)・ホテルから見る!宿泊(ホテル)厳選8選とは?
祇園祭・楽しくデートしたいカップルの5つの注意点
祇園祭を見に行くデートカップルが、注意点しておきたい5つの点をご紹介します。
暑さ対策は万全に!!
京都は、その”盆地”という特有の地形のため、真夏は、熱気が集まり、まとわりつくような湿気が身体にかなりキツイです。特に熱中症などに注意して、できるだけ日陰を歩くことや、定期的に休憩を取るなどして、彼女を気遣ってあげましょう。
また、屋台グルメの中には、清涼感を与えてくれるような冷たーいドリンクなどもあります。きちんとオススメ屋台ドリンクを押さえて、暑さをいやしつつ、この時期にしか口にできないドリンクで熱気を吹き飛ばしましょう。
▼祇園祭のここでした飲めないドリンク&フードなどの屋台グルメについてはこちらから▼
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祇園祭・屋台おすすめ6選と場所&アクセス・おすすめのワケ(理由)とは?
祇園祭・後祭のエコ屋台村の時間と場所&地図・オススメメニューとは?
暑さで気分が悪くなる前に、できれば1時間置きなど、あらかじめ、ある程度時間を決めて、休憩すると良いかもしれません。
また、ペットボトルのドリンクなども忘れずに携帯し、定期的に水分補給をするようにしましょう!!
ファッションは”涼しさ”を優先させよう!!
前述のように、祇園祭は、熱気のスゴイ真夏のさなかに行われる大イベントですので、とにかく、身体に熱がこもらないよう注意することは大切です。
ですので、選ぶファッションは”涼しさ”を優先させたものにしましょう。さらに、上から羽織るものを持つというのも、暑さで脱いだときに荷物になります。少し大きめの肩から掛けるバッグに入れる(貴重品は入れないこと!!)ようにするとかして、できるだけ両手が空く状態にしておきましょう。
また、実際に京都の祇園祭に行くと分かるのですが、カップルで浴衣を着て祭に参加している人も大勢います。もし、現地レンタルを考えているようであれば、早めに予約をするようになさってください。当然ながら、特に宵山の時期には予約が殺到するので、要注意です。
女子は足元(フットウエア)に注意!!
女子は、ヒールのある靴は避けた方が無難です。やはり祇園祭のこの期間、あまりの人混みの多さで、他の人の足を踏んでしまったり、自分自身が転倒する危険も。また、祭りの期間は、歩行者天国になる箇所もあり、かつ混雑するということは、逆に言うと普段使える交通機関をあまり利用できず、必然的にひたすら歩くことに・・・。
ですので、疲労防止の観点からもヒールのある靴は避けて、歩きやすく疲れにくい靴をチョイスして万全の状態で祇園祭に参加しましょう。できれば、普段履き慣れている靴がいいですね。
人混み&混雑では痴漢やすり&ひったくりに注意
祇園祭に限りませんが、残念ながら、人の多く集まる場所では発生しやすい問題です。貴重品の入ったバッグは、安易に肩から掛けずに、自分の手できちんと握りしめるくらいの方が良いです。
また、関連した点として、女子はネックレスやヘアピンなどのアクセサリーを失くさないように注意しましょう。落としたりして紛失してしまうリスクはもちろんのこと、だれかに引っ掛けてしまう危険もあります。
男性はきちんとパートナーをケアしてあげましょう。
トイレは事前に要チェック!!
とくに、女子の場合、「トイレ問題」はかなり重要な問題。男子はある程度きちんととどこにトイレがあるかを頭に入れておくと、スマートといえるでしょう。
普段の他の地域の祭りならまだしも、祇園祭での人の多さはそれだけ、「トイレ不足」の深刻になる可能性が高いです。
つい普段の感覚で、「コンビニでトイレ借りれるでしょ」と思っていても、祇園祭の混雑のピーク期は、コンビニではトイレが利用できない場合が多く、特に、宵山の期間は原則的にトイレ貸し出しをしてないコンビニが多いです。ですので、深刻なトイレ問題が発生することに。
ですので、以下の場所でトイレを賢く利用しましょう。
・ 食事や休憩で利用するレストランやカフェなど
・ デパートの中で涼みつつ、トイレを利用する。
大丸、高島屋、マルイ、OPAといったデパートはだいたい20時から21時頃まで開店しているので、上手にトイレを活用しましょう。
・ 祇園祭スポットの近くの大学
期間中、トイレを開放しているところが多いので活用しましょう。
他にも、休憩次いでにマンガ喫茶やカラオケに入り、トイレも利用するなんていうのも良いですね。カップルなら、一緒に盛り上がれることも間違いないでしょう。
まとめ
人混みが苦手だったり、大人目線での少し冷めた見方をすると、「なぜわざわざ人混みのスゴイ祇園祭に行くの?テレビ中継で十分なんじゃない?」ということになるかもしれません。
ですが、一つの経験として、また特にカップルであれば、思い出作りにもなりますし、京都祇園祭に行ってみたい方も多いはず。
でも、彼が事前にちゃんと調べて準備しておき、当日きちんと彼女をエスコートしてあげれば、株が上がることは間違いなしです。
是非、ポイントを押さえて祇園祭を満喫したいものですね♪