ワールドカップ2018ロシア大会で日本と同組(H組)で対戦するコロンビア代表を率いるが名将・ホセ・ペケルマン監督です。コロンビアでは「鉄人」という称号でも呼ばれていますね。
ときおり、TVなどを通して見かけるその様子は、常に冷静沈着で、知的な感じが伝わってきますし、佇まいがなんともいえず恰好良いですよね。
ここではコロンビア代表を率いる、そんなホセ・ペケルマン監督の年俸、経歴やWikiプロフィールなどをご紹介します。
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ホセ・ペケルマン監督の年俸&経歴・Wikiプロフィール
ホセ・ペケルマン監督の年俸や経歴やWikiプロフィールです。
ホセ・ペケルマン監督の年俸は150万ユーロ(約2億円)で、今回日本が対戦するH組の対戦相手国の中では、最も高い年俸を取っている代表監督です。
・本名: ホセ・ネストル・ペケルマン・クライメン
・生年月日: 1949年9月3日(68歳)
・身長:174cm
・体重: 72kg
・現役時代のポジション: MF
ホセ・ペケルマン監督のサッカー選手としてのキャリアは、1970年にAAアルヘンティノス・ジュニアーズからのデビューからはじまり、1974年までに134試合に出場して12得点を挙げました。
その後、1974年にコロンビアのインデペンディエンテ・メデジン移籍後は、101試合に出場して15得点を挙げました。しかし、1977年、28歳の時に膝の大きな怪我を負い、それが原因で現役引退を余儀なくされます。
José Néstor Pekerman Krimen (actual director técnico de la Selección Colombia) con el DIM en los años 70: pic.twitter.com/4nrSzoc3Nc
— Datos DIM (@DatosDIM) 2014年5月30日
怪我とはいえ、引退年齢が28歳とは若いですね~・・・。 その後は、家族の生活を支えるためタクシー運転手などの色々な職を転々とすることに。結局、現役引退後の約8年間は、サッカーとは関係ない仕事に従事することになりました。
なお、プライベートでは、ホセ・ペケルマン監督は既婚で、奥様の名前はマティルデさんで、バネッサさんという娘さんがいます。息子さんがいなかったのが残念ですね・・・。もしいればサッカーの英才教育を受けてスゴイ選手になっていそうです。
さて、1981年に、大きな転機がやってきます。オファーを受けてアルゼンチンでジュニアチームの監督を、そしてその後チリのジュニアチームの監督を務めます。
そして、1994年にはアルゼンチンのU-17およびU-20世代のアルゼンチン代表監督のオファーを受けましたが、実績がない中でのオファーだったため、多くの批判の声も上がりました。
しかし、蓋を開けてみれば、1995年、1997年、2001年の3年にわたり、FIFAワールドユース選手権で3度優勝を飾って結果を出すことで、それらの批判の声を封じ込めることに成功しました。
ホセ・ペケルマン・コロンビア代表監督就任後の戦術スタイルは?
ホセ・ペケルマンがコロンビア代表の監督に就任したのは、2012年でした。
ホセ・ペケルマン監督は、数名の専属スタッフを抱えて、彼らと共に仕事をしています。
スタッフの中には、アルゼンチンから連れてきたネストル・ロレンソとパブロ・ガラべージョがおり、彼らはもともとは、ユース時代にホセ・ペケルマン監督の指導を受けたことがある元教え子コンビで、今はホセ・ペケルマン監督のもとでアシスタントを務めています。
さらに、ヘッドコーチに抜擢したパトリシオ・カンプスは、アルゼンチンリーグの元ストライカー、フィジカル・コーチとしてエドゥアルド・ウルタスン、選手のメンタルケアを担当する心理学者マルセロ・ロッフェとデータの収集と分析担当のガブリエル・ワイネル。
これらが、ホセ・ペケルマン監督を支える有能なスタッフたちです。
ホセ・ペケルマン監督が、監督就任後に最初にスタッフたちに指示したのが、コロンビアの選手たちの詳細なデータ作りでした。各選手の特徴、たとえばどのポジションでのプレーが得意か、そのテクニック、走力、などなど、詳細なデータを作ることで、対戦相手のその時々のスタイルや現地の気候に合わせたベストなチーム作りを行うことを手がけたわけです。
そして、並行して行うのが、対戦相手チームの徹底的な分析。
これを任されているのが、データの収集と分析担当のガブリエル・ワイネルで、相手チームの得意とするプレースタイルはもちろんのこと、対戦相手のチームの各選手の特徴や得意なプレー、セットプレーでの動き方、そして俊敏性など、各選手の細かいデータを徹底的に調べ上げて「丸裸」にします。
しかも、相手チームの控え選手のデータも徹底的に調べます。
その上で、試合に出場するわけですが、かつて2014年のワールドカップでは、ブラジル戦でセットプレーから2点を奪われ敗退したことに涙を流して悔やしがったといわれ、徹底的なデータ分析に裏打ちされたゲーム展開をすることに心血を注いでいたことが分かります。
また、ホセ・ペケルマン監督の採用する戦術に目を移すと、ピッチ上を縦横無尽に行きかうロングレンジのパスを多用し、相手ゴールへと一気に迫る、いわゆるダイレクトサッカーのスタイルを主に採用しています。
ちなみに、いわゆる中盤で短いパスをつないで試合を組み立てるスタイルが、本来というかコロンビアの伝統的な戦い方として定着していたため、そのスタイルを期待していたファンからは批判が上がったのも事実でしたが、結果を出したことで、その声を封じたのもホセ・ペケルマン監督です。
つまり、結論として何が言えるかというと・・・。 ホセ・ペケルマン監督が自国の代表選手の特長を分析した結果、採用したスタイルだということ。
今回2018年のワールドカップ・ロシア大会では、直前での代表監督解任劇、代表選手たちの選出でのバタバタ感がある日本・・・。しかし、コロンビア側に淡淡とかつ徹底的にそんなわが日本代表の選手たちの徹底分析をされていると思うと、勝てる気が正直しないです。
ただ、前述のようにホセ・ペケルマン監督はその戦術からして、「試合前に仕事を終えるタイプ」の監督であることから、言い方を変えるとベンチワークが上手いわけではありません。ですので、日本代表がいかに、試合中に揺さぶれるか=プレイスタイルに変化を付けて、相手ベンチが動くよう、そしてそこに隙を見出すことに注力すべきかもしれません。
ホセ・ペケルマン監督がそのあたりのゲーム展開をどこまで読み切っているか、そして日本側が後手に回ることなく、どこまで心理的にも揺さぶりをかけていけるかがポイントでしょう。
いざ試合となれば、データ通りにはいかない不確定要素も多々あるのも事実で、日本代表には是非奮起して頑張って欲しいものですね・・・。
まとめ
ホセ・ペケルマン監督にかぎらず、海外の代表監督になっている人物の中には、選手時代には無名に近い選手も多いですね。
そして、怪我などに泣かされて現役を引退後は、サッカーとは全く関係のない職業を転々としている方も多いです。ホセ・ペケルマン監督も、引退後は家族を食べさせていくためにタクシー運転手をしていました。
でも、そんな経験が監督としての向上心やハングリーさなども磨くのかもしれませんね。
また、ホセ・ペケルマン監督はいつも表情を変えない監督という印象もありますが、その実人情肌でもあります。
自分を信頼して監督オファーをしてくれたコロンビアへの感謝を口にしたり、前述のように敗退したときに涙を流し、その理由ももちろん自分の戦術通りに試合が運ばなかったことへのくやしさもありつつも、一方で自分を応援してくれたコロンビア国民への感謝の表れでもありました。
将来、サッカー日本の代表監督をしてくれないでしょうかね・・・。
ホセ・ペケルマン監督の年俸、約2億円も、その実績と比較すると、決して高すぎる金額ではないでしょうし。
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