歴史と伝統のあるボストンマラソン2018で優勝した川内優輝選手は、“最強市民ランナー”の底力と意地を見せてくれましたね!ちなみに、2位にフィニッシュした選手も現役の看護師ということで、ワンツーフィニッシュしたのが、“市民ランナー”でしたね!
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さて、マラソンランナーにとっての一番の商売道具といっても良いのが、シューズでしょう!シューズの大事さはいわずもがなで、ランナーの生命ともいえる、足を保護し、怪我を防ぎ、最高のパフォーマンスを引き出させる大事なアイテムですよね。
シューズ選びの大切さといえば、たとえば、過去、2008年の北京五輪を棄権したマラソン女子の土佐礼子選手などは、外反母趾がその原因といわれ、その遠因がシューズにあったのではないかという説もあります。
実際、土佐選手レベルになると、大手メーカーが土佐選手の足を採寸し、図面を引いて専用のシューズを作ってくれていましたが、外反母趾に完璧に対応することはできませんでした。
もちろん、土佐選手がレース中に外反母趾が発症してしまった時点で、土佐選手陣営の作戦ミスではあるのですが・・・
で話を戻して、川内優輝選手の場合、市販のシューズで、淡淡と世界各地のマラソンレースで強豪たちと渡り合い勝ってしまう・・・というのは、スゴイことです。
ここでは、川内優輝選手のシューズ事情に注目してみます!
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川内優輝選手・愛用の練習シューズは?
他のマラソンランナーと同様、川内優輝選手も当然のことながら、練習用とレース用のシューズを使い分けています。
まず、練習用のシューズは、アシックスGT-2000(ニューヨーク)です。
このシューズの特長なのですが、アシックスの技術の結晶である「FlyteFoam」によって高いクッション性の維持と軽量化が実現されています。特筆すべきなのは、その軽量性の高さ。
また、ランナーの「足を守るため」ための、ゲルによる高いクッション性と、重心をかかとの中心に移動させる構造が採られています。
で、ここが注目なんですが、アシックスのメーカーサイトによると、こういう一文がありました。
FlyteFoamを搭載した、GT-2000シリーズ史上、最軽量モデル
走るならまずこの1足!初マラソン、SUB5を目指すランナーやこれから走り始める人、ビギナー向けモデルに夜間走行の視認性を高める「LITE-SHOW」登場!
引用元:www.asics.com
GT-2000(ニューヨーク)の商品コンセプトは、初マラソンやSUB5を目指しているランナーといった「ビギナー向け」の一足なんですよね。
川内優輝選手は、このビギナー向けの一足で、レース出場のための練習をし続けているわけですね。もちろん、川内選手の場合、お店で売られている自分サイズのシューズをそのまま履いているわけではなく、カスタムオーダーではあると思います。
ちなみに、川内選手が通勤ラン時にもGT-2000を履いているのは有名な話ですが、ゆっくりめなペースで走る通勤ランでこのシューズを履く場合、実は「速筋」を休ませることで脚への負担も軽減できるため、ある意味理にかなっているんですよね。
フルマラソン等のような長距離ランでは、「中間筋」を酷使しますが、このGT-2000の構造上「遅筋」を使うこととなり、レースで疲れきった脚(中間筋)を休ませる=ケアすることが出来るわけです。
川内選手レベルになると、身体のことも熟知しているはずなので、ひとつひとつの行動にも理由があるわけですね。
川内優輝選手のレース用シューズとは?
川内優輝選手のレース用シューズにも目を向けてみましょう。これは比較的広く知られていますが、川内優輝選手のレース用シューズは「アシックスターサー」です。
ちなみに、2017年の世界陸上・ロンドンに出場したときには、「アシックス・ソーティマジックRP4」を履いていました。このシューズは、アシックスの最上級モデルなのですが、「アシックスターサー」に比べて、脚への負担が少ないのが特長です。
さて、「アシックスターサー」ですが、多くのトップランナーの方が愛用している事実から分かるように、レースに特化したモデルです。
「アシックスターサー」の特長は、バネのような働きをするミッドソールが強烈な反発を引き起こし、スピードを出やすくさせること。また、大きなドロップ(踵とつま先のソールの厚みの差のことを意)が前傾姿勢を作り出すことで、スピードに乗りやすくなります。
ただ、その一方、身体にかかる負担はかなり大きく、このシューズを履くことは、メリット・デメリットが混在し「諸刃の剣」といえます。
脚や身体にやさしいのは、「アシックス・ソーティマジックRP4」の方ですが、川内優輝選手は、今回のボストンマラソンでは、より脚に負担が大きい「アシックスターサー」で挑んだので、コンディションが良かったのと、それだけ勝ちにこだわっていた一戦だったからかもしれません。
川内優輝選手・プロ化でシューズのCM出演か!?
今まで、川内優輝選手は公務員という立場でマラソンの活動をしていたので、特定のメーカーやブランドのCMなどに出演することは避けていましたが、2019年に公務員を退職しプロ化に踏み切ったことで、一気にCM出演は加速化すると思います。
で、普通に考えて、アシックスがCM出演をオファーするのではないか?と思います。
今までも川内選手は、アシックスのシューズを履いており、しかも速いランナーのため、終始先頭集団にいることが多く、言い換えれば、レース出場のたび、2時間以上もの間、TVやカメラに移っていることになり、そのメディア露出は、アシックスにとってはおいしかったはず。
今後は、アシックスがCM出演をオファーすることで、川内優輝選手を通して自社シューズを色々な媒体で広告宣伝することが可能なわけで、より一般の市民ランナーに深化させ、取り込める=”売上が上がる”と読んでいると思います。
堂々と「川内優輝選手モデル」として販売するシューズも出てくるかもしれませんね。
いずれにしても、東京オリンピックを2020年に控えた今、川内優輝選手の動向から目が離せなくなりそうです♪
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