マリナーズ・イチロー選手が、日本での「2019 MGM MLB開幕戦プレシーズンゲーム」巨人戦に「9番・右翼」で先発出場し、無安打で終わりました。
無安打なのも、残念でしたが、試合後のインタビューで日本の投手(ピッチャー)が球遅い!と発言し、その真意がどこにあるのかが気になります。
イチロー・日本の投手球遅い発言の真意(なぜ)理由は?
試合後のイチロー選手の発言がコチラ。
「球遅いっしょ。ダグアウトから見てても明らかに違うからね(笑)。球が速いピッチャーではないとは思うものの、びっくりしましたね。でも、途中から丁寧に一生懸命に投げてたね」
では、イチロー選手の「日本の投手の球は遅い」発言の真意どこにあるのでしょうか?なぜこういう発言をしてしまうのか・・・ですね。
- 単純にMLBの方の投手の方が速い
- イチローも老いた・・・
単純にMLBの方の投手の方が速い
これは事実ですね。
2017年のMLBの平均球速データでは、150.5kmとなっています。で、一方、日本のプロ野球のデータで見ると、2018年データで見ると、平均球速は143.6キロとなっており、その差は7kmあります。
ちなみに、参考までに、MLBの場合ですが、2008年時点のメジャーリーグでの速球(フォーシーム・ファストボール)の平均球速は、時速90.9マイル(約146km)でしたので、約10年の間に、平均球速が約4kmも速くなっていることが分かります。
わずか、4kmの差といっても、これは大きいですね~
大リーグ・マリナーズのイチロー選手は、巨人とのプレシーズンゲームに先発出場しています。試合前、多くのファンが客席からサインを求めていました。(く)#イチロー #マリナーズ pic.twitter.com/OvKXVnOvDj
— 朝日新聞 映像報道部 (@asahi_photo) 2019年3月17日
ところで、少し前まで医学関係者は、人類がマックスで、投げることのできる球速は160kmと言っていたので、今のように大谷翔平をはじめ160kmのボールを放るだけでなく、絶妙なコントロールで投げるピッチャーの登場は想像していなかったんじゃないでしょうか。
なんといっても、MLBでは、チャップマン投手が2010年に170.3kmを叩き出していますし・・・。
前述の医学関係者は、「人間の腱や関節などは、160kmも出したら耐えられない」と語っていましたからね。
科学トレーニングが進化してきたとはいえ、ある意味、人間も新たなフェーズに入ってきたのかもしれません。
イチローも老いた・・・
個人的には、こちらの方が驚きましたね。イチローも老いた・・・ということじゃないでしょうかね。
昔のイチローだったらこういうことは言わないんじゃないでしょうかね・・・・。いや、やっぱり言うかな。性格的には、言いそうな気もします。
【MLB開幕シリーズ2019 #巨人 対 #マリナーズ】
6回表 #イチロー 選手の第3打席。一塁線に痛烈な打球を放つも、ファウル。審判カメラの迫力の映像でご覧ください!ジャイアンツLIVEストリームでは、スマホ・PCで、いつでもどこでも巨人戦❗️https://t.co/VA2pT0FKxt pic.twitter.com/DrqUaSS2fH
— 日テレ Fun!BASEBALL!! (@ntv_baseball) 2019年3月17日
松井秀喜だったら言わないと思いますね。「僕の力不足です」とか言いそうな気がします。
でも、少なくとも、以前のイチローだったら、どんな投手が出てきても、どうやったら打ち崩すかの方に注力していたでしょうし、実際、それができてまわりを沈黙させる実力もあったはず。
やはり、「イチローも老いたな」と感じましたね。肉体的にもそうですけど、精神的に・・・。イチローも人の子なんでしょうね。
まとめ
昔のイチロー選手だったら、今回と同じような質問を振られたら「ノーコメント」とか言って、後日の試合で、きっちりと結果を出すような気がします。
それだけ、昔のイチロー選手が凄すぎたのかもしれませんね。
MLBの化け物のような速球派のピッチャーを打ち崩して、しかも一番の持ち球を打ち崩して、相手ピッチャーの気持ちを折るようなことができましたからね。
これは落合博満もかつて同じことを言っていたと思います。
でも、イチロー選手もこれまでの輝かしい結果を見れば、”45歳+現役”というだけで、もうリビングレジェンドですからね。
あとどれくらい見ることが雄姿を見えるか分かりませんが、頑張って欲しいものです。