事態がこれほど大きくなるとは、そして長引くと一番想像していなかったのは、アメリカンフットボールの日本大の監督と選手たちかもしれませんね。
この件は、何度も報道されているように、日本大の選手による悪質なタックルにより対戦相手だった関学大の選手が腰を負傷し、その背後に悪質のタックルを行った選手に対して、日本大学アメフト部の内田正人監督が指示を出したのでは?という疑惑が起こりました。
当初、日本大学アメフト部の内田正人監督は雲隠れをしていましたが、ようやく関学大側の選手を訪問して謝罪したものの、日大選手がどうしてあの悪質タックルのようなプレーをしたのかの説明はなく、そもそも一番のネックとなっている監督指示なのかについても説明がないことから、誠意が感じられず、被害者側が被害届を大阪府警に出したことが明らかになりました。
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日大悪質タックル・提出された被害届とは?受理は?
今回、焦点となっているのが、被害者側が、相手側=日大側の対応に誠意が感じられず、かつ真実がどこにあるのか(=だれの指示で悪質タックルが行われたのか?)の究明を求めている点だと思います。
さて、今回提出された被害届とは,「犯罪の被害に遭った人が被害の事実を警察に申告すること」を届け出ることを指しています。
新聞報道などでは、警察がこの被害届を受理したかどうかについては書かれていませんが、「犯罪捜査規範61条」には、「警察官は,犯罪による被害の届出をする者があったときは,その届出に係る事件が管轄区域の事件であるかどうかを問わず,これを受理しなければならない」という定めがあることから、まず間違いなく受理されたと考えるべきでしょう。
日大悪質タックル・被害の受理で今後どうなる・どうする?
さて、この日大による悪質タックルで被害届が受理されたことで今後どうなるのでしょうか?
今回、出された「被害届」は、告訴&告発などとは違い、実は捜査に関する規定がおかれていません。その根拠としては、「犯罪捜査規範67条,76条」のよると「告訴等につき捜査義務がある」旨述べられています。
つまり、告訴&告発がされた案件については、捜査を行い、その結果が起訴なのか不起訴なのかを明らかにする義務がある以上、警察も捜査を行うことは確実となります。
もちろん、「被害届」には、告訴&告発に関して求められている規定はないものの、今回の一件は、被害事実が動画や目撃証言を含め多くの証拠があることから明白ですし、これだけ世間の耳目を集めたい件なので、警察が捜査に動き出すことは必然だと思います。
日大の悪質タックルで加害者と内田正人監督は今後どうなる・どうする?
今回、被害届が出された事実はけっこう重いと思います。
結論から言うと、この日大の悪質タックルに関して、内田正人監督の処遇ですが、監督の辞任にとどまらず、一切の要職からの退任はまず十分にありあえると思います。
また、状況によっては刑事事件になる可能性もありますね。刑事事件になると、警察や検察が介入し、真実について究明し、裁判で刑罰を科すかどうか等について判断を行うことになります、
その結果、タックルした選手はもちろん、そのタックルをもし指示した事実が認められるようであれば、監督も「傷害罪で逮捕」という可能性もあります。
やはり、今回の件では、日大側があまりにも後手に回りすぎた感もありました。
こうして真実を究明してほしいと思っているのは、被害者側の選手や大学だけでなく、世間もそうですよね。
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