上々の滑り出しで始まったのが、ドラマ「執事・西園寺の名推理」です。注目したいのが、執事である西園寺(上川隆也)のあまりにも完璧な仕事ぶり!
初回の放送では、西園寺は、フランス語でシェフと流暢にメニューについてのやり取りをし、雇用主である資産家の百合子(八千草薫)のことを完璧にバックアップし、下手したら百合子以上に雇用主の百合子を熟知している仕事ぶりですね!
で、ふと思ったのが、実際の執事事情です。ドラマの中にも「日本には数十人の執事がいまして」という西園寺のセリフがあったように、執事はリアルに日本に存在はするものの、かなりレアな存在であることは間違いなさそうです。
執事の仕事内容や募集とは?そのリアル事情とは?
そもそも、執事とは、英語では「buttler」と発音します。その語源は「buttery(食料・酒貯蔵室)」からきています。つまり、この言葉から分かるように、主人の家事や身の回りの世話をする使用人のことを指しています。
よく映画やドラマで登場してくる執事・・・ 彼らの主人は、当然ながら裕福です。そもそも相当のお金がないと、限られた身分の人しか執事などを雇うコトはできません。
ちなみに、日本で、執事を雇うような人は、そもそも総資産50億円あるような富豪たちです。もう全然身近な存在じゃないですよね(汗)。海外でもこの事情は同じはずです。
執事の仕事は何か?どんな仕事か・・・なのですが。
執事という仕事は、何か、決まりきったサービスを売る仕事ではありません。たとえば、給仕メインであればそれはウェイターの仕事であり、それは執事の仕事ではなくなってしまいます。
ですので、執事という仕事は完全なオーダーメイドの仕事となることがほとんどです。ですので、ある意味「一番奥深いサービス業の原形」ともいえるかもしれません。主人となる人が執事のサービスに満足すればそのサービスが正解ですし、不満な場合は、不正解ということですね。
今回、ドラマの中で、西園寺は身体の不自由な主人の身の回りの世話や、主人が失念してしまっていることをフォローしたり、主人に忠実に使えている様子でしたね。ですので、西園寺に求められている役割は主人の手となり足となり動くことなのでしょう。
ちなみに、ドラマの中の西園寺はずいぶんちゃんとした格好をしていましたが、実際、現代の執事は、普段からきちんとスーツを着こなして主人へのサービスをします。
執事・西園寺の給料は?
執事を雇う場合に支払う料金はどうなっているのでしょうか?
ドラマの中で、西園寺はまずそのスペックが高すぎます。そして、常時主人のそばにいる印象です。
ちなみに、日本で、執事のサービス会社「日本バトラー&コンシェルジュ」を経営されている新井直之さんによると、24時間365日勤務で、月額サーヴィス費用は、税抜で750万円!!とのことです。
単純計算で、税込だったら年間1億円を超えてきます!!
もちろん、この金額は主人(雇用主)が執事派遣会社に支払うものとなります。それで、そのうち何割を執事が受け取れるかは分かりませんが、スゴイ世界ですね。
で、西園寺クラスのスペックを持つ執事は、かなりレアなケースでしょう。まず、主人である百合子のすべてといっても良い部分を知り尽くし、大事にしているものや価値観を理解しています。外国語を使いこなし、思考力や洞察力に長けています。
そして何より、百合子が全く信頼し、満足しきっています。
ですので、自分がもし西園寺の雇い主であれば、西園寺に売上の7割渡しても良いかな~と思います。でも、7割支払いとしたら、西園寺の年収は5千万をかるく超えるわけですね。でも、もし、あまり安くても、西園寺クラスの執事であればより良い条件で引き抜かれてしまうでしょう。
まとめ
ドラマ「執事・西園寺の名推理」というのは、実際には脇役のようなポジションの人が主人公のドラマですよね。
過去でいえば、「家政婦が見た」シリーズとか、最近で一番近い設定かと思ったのは「家政婦のミタ」でしょうかね。
「承知しました」の一言で、どんな仕事もやってしまう、雇用主に対する異常なまでの忠誠心もスゴかったですよね。もちろん、あまりにスぺックの高すぎる家事のスキル、記憶力なども西園寺との共通項といえるかもしれません。
きっと、回を追うごとに、執事・西園寺の研ぎ澄まされた能力が明らかになることでしょう。
今後に期待ですね♪
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