5月19日に、フランスカンヌで開催されていた「第71回カンヌ国際映画祭」で、コンペティション部門に出品されていた是枝裕和監督作『万引き家族』が最高賞となるパルムドールを受賞しました!
同賞を日本人が受賞するのは、1997年の今村昌平監督作『うなぎ』以来21年ぶりの快挙となりました!
さてまず気になるのが、この『万引き家族』というタイトルがフランス語や英語のタイトルでは何と翻訳されているかですね。ちょっと、タイトルだけ見るとかなり見てみたくなる映画ではありますが、一方でちょっと違和感があるかも・・・。
万引き家族・フランス語や英語のタイトルでは何と翻訳?
まず『万引き家族』というタイトルですが、今回の「第71回カンヌ国際映画祭」での出品時のタイトル名は、「MANBIKI KAZOKU」でした。そして、英語でのタイトルは「shopliftエers」でした。家族なので、”複数形”というわけですね。
ま~、そうかもしれませんね。 フランス語では、あえてタイトルまで訳すということはしないのかもしれません。
ついつい、海外の作品を日本で放映するときに、邦画タイトルを日本風?に訳している映画を目にすることがありますからね・・・。ハマル場合もあれば思いっきり外している場合もありますよね♪
で、ちなみにですが、「第71回カンヌ国際映画祭」のサイトでの映画『万引き家族』の紹介によると、”petty crime”という言葉を用いて紹介していました。
つまり英語の意味でいくと、”軽犯罪”という意味ですね。
で、もう少し進めて「じゃ~万引きって英語やフランス語で何というの?」ということですが、 この映画の紹介で用いられていた、英語の単語は「shoplifting」(タイトルも同じ)でした。
ちなみに、スラングに近い表現になりますが、英語の場合「derrick」や、「five-finger discount」という表現なども用います。後者の「five-finger discount」という響きは分かりやすいですね。「5本指をつかった割引」という感じですね。直訳では・・・。
ところで、フランス語では、「Vol à l’étalage」が万引きを意味する単語です。
『万引き家族』のあらすじや出演者は?
では、『万引き家族』のあらすじはどうなのかですが、これも現在分かる範囲では、あらすじというか背景(紹介)程度になってしまいますが・・・。
舞台となるのは、東京の下町で、祖母の年金と万引きで生計を立てる貧しい一家が主役です。
ちなみに、是枝裕和監督がこの映画の構想を思いついたのは、親の死亡届を出さずに年金を不正に貰い続けていたある家族の実際にあった事件がもとになっています。
Palme d’Or pour le réalisateur japonais, Hirokazu Koreeda 是枝裕和, avec “Une affaire de famille” (Manbiki kazoku 万引き家族).
Bravo ! おめでとう !https://t.co/cEYH4eyBFs#Japon #Cinéma #Film#Cannes2018 #CannesFilmFestival #PalmeDOr#カンヌ国際映画祭 #パルムドール @hkoreeda— Nagumo 南雲 📝 (@Date_Nagumo) 2018年5月19日
今の時代の社会や家族について考えさせられる映画になっていますね。
さて、家族で万引きを行っていた時、主人公のオサムとその息子は、冷たい風が吹く中で、小さな女の子を見つけます。
オサムの妻は、最初少女の世話を見ることを躊躇するも、少女のしてきた苦労を知った妻は、彼女を世話することにします。
ですが、この家族は万引きで生計を立てている貧しい家庭なので、十分なお金がほとんどありませんが幸福に生活しているように見えます。ですが、やがて予期せぬ事件が起こり、隠された秘密が明らかになります。
この映画『万引き家族』の出演者ですが、主人公であるオサムを演じているのが、リリーフランキーさんで、妻ノブコを演じているのが安藤サクラさんです。
予告編を見ましたが、演技がナチュラルで本当の夫婦みたいでした。
これは見ないといけない映画になりそうですね。
まとめ
映画『万引き家族』の英語やフランス語のタイトルは原作をローマ字表記した「MANBIKI KAZOKU」でした。
ですが、英語での映画タイトルは「shoplifting」でした。アメリカで上映したとして、「MANBIKI KAZOKU」と映画タイトルが書かれていても、アメリカ人にとっては「なんのこっちゃ」という感じでスルーされてしまうのかもしれませんね。
ですが、フランス語でのタイトルでは、わざわざ、フランス語の「万引き」という単語に訳すことはしていないあたりに、映画に対するリスぺクト感があるのかもしれません。
いずれにしてもこの映画・日本で観られようになったら視聴してみたいものです。
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