日本のプロ野球の枠を大きく超え、今や世界から選ばれし野球選手が集う”メジャー”の舞台でもその存在感を発揮しだした、大谷翔平選手・・・。
大谷翔平選手は、”投げて打つ”という二刀流でメジャーの地で戦い、もし成功すればベーブ・ルース以来の快挙という、メジャーでも類いまれな存在になろうとしています。
そんな大谷翔平選手を支えているのが、類まれな規格外の肉体です。その身長と体重は日本人の野球選手の中では、もはや数えるほどしか対等な体格を持つ選手はいないほど、規格を大きく超えています。
大谷翔平の身長と体重は?
大谷翔平選手の身長と体重については、これまでに様々なメディアなどで明かされてきました。
大谷翔平選手の身長は、現在193cmです。そして19歳まで伸び続けてようやく止まりました。
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#mlbjp #大谷翔平 https://t.co/1w01i8Vbe8— スポーツナビ 野球編集部 (@sn_baseball_jp) 2018年4月4日
そもそも、身長が伸びる理由は、骨の両端の”骨端線”という軟骨の部分が膨張するからで、その”骨端線”が閉じたときが身長の伸びが止まる時期といわれています。
通常男性の場合は、17~18歳前後に”骨端線”が閉じるといわれ、この時期に思春期を終えるともいわれます。一概にはいえませんが、男性であればこの思春期を終えるころに気持ちの安定や成長があるのではないでしょうか?
大谷選手の場合は、19歳ころに身長の伸びが止まったというのは、平均的といえるかもしれません。ですが、そもそもが規格外の身長なのですが・・・
身長に関してもう少しご説明すると、「骨端線の膨張=身長の伸び」に不可欠なのが、まず睡眠です。これは成長ホルモンの分泌には欠かせないからですね。
大谷翔平選手の場合には、まず睡眠時間を最低7時間取っていることが知られており、しかもプロ入り後は、可能な限り午前7時45分には起床するという規則正しい生活を続けています。
また、身長を伸ばすためには、タンパク質、カルシウム、ビタミンD、マグネシウムといった栄養素をきちんと摂ることが必要です。
実際、大谷翔平選手は、食べる量も規格外で、ダルビッシュ有選手との交流や合同自主トレの影響もあり、1日7食も食事を摂っていることが知られています。また、その内訳も、驚異的で、朝は丼飯を3杯、夜には7杯食べることが知られています。
さらに、大谷翔平選手は、比較的、若い世代が好きで食が進むトンカツなどの揚げ物にしてもその”衣”は食べずに残し、甘いものも食べ過ぎることがないよう注意しています。また、外食先の食事では、野菜やサラダを先に食べる=”血糖値を上げ過ぎないようにするため”などの工夫をしていることも素晴らしいですね。
ですので、きちんと考えられた上で作られた驚異の肉体であるといえます!
大谷翔平選手の体重は、現在97キロあります。
ただ、大谷翔平選手の193cmという身長からすると、そんなに多いわけではないのがこれまた驚異ですね。
さらに、シーズン入り時点での大谷翔平選手の体重が97キロなので、それがシーズンを過ごしていくうち落ちてくることが考えられます。
その理由は、一般的にウェートトレ-ニングなど体重を増やすためのトレーニングをシーズン入り前ほどはできないこともあり、徐々に体重が落ちてくることが多いためで、逆にシーズン入りの段階ではそのあたりも考慮に入れて、少し重いくらいの体重でシーズン入りをしている可能性も高いと思います。
ちなみに、ダルビッシュ有選手などは、”走り込みはほとんどしない”と語っていました。走り込みすぎると体重が落ち、スタミナと関係のある遅筋の方が優勢になり、瞬発的な力を生み出す速筋とのバランスが崩れるからですね。
つまり、メジャーのパワーバッターを抑えるには、極論から考えて、瞬発的なパワーの方が大事でいかにそれを出せるかのほうを重視しているということですね。
大谷翔平 身長VS体重 バランスは良いか?
大谷翔平選手の身長と体重のバランスが良いのかどうかという点ですが、まず身長に対して現在の体重比率から考えて、決してバランスが悪いということはないと思います。
よく、イチロー選手の次のような発言を引き合いに出して、体重を増やすことに懐疑的な人もいます。それは、「トラやライオンはウェートトレはしないでしょ。無理な肉体改造や体重増量は、結局鍛えることのできない腱などに負担をかけて故障しやすくなる」というニュアンスの発言です。
ただ、これも額面通りに捉える必要はないように思います。
そもそも、イチロー選手にしても、身長180cmに対して身長から100を引いた80キロはあるわけですし、それから身長に対しての比率から考えても、大谷選手の体重が97キロあるのも別にそれほど体重過多というわけではないでしょう。
また、イチロー選手も常に語っているように「様々な試行錯誤や失敗を繰り返してきた」「またそれらは決して無駄ではなかった」ということなので、大谷翔平選手も若いうちに、様々なトライ&エラーを繰り返して成長していくことは不可欠だと思います。
逆にそれを繰り返すことで、よりプロとして引き出しが多い選手になれると思います。逆に今若いうちに様々な試行錯誤を繰り返すことができているのはきっと将来の財産になるはずです。
ただ、考えなければいけないのは、大谷翔平選手の場合、”投げる&打つ”の二刀流での活躍を本人も望んでいますし、周囲も期待しています。
通常、極論を言えば、投手は投げることに専念するため、野手ほどの機動力などは不要でしょう。しかし、大谷翔平選手の場合には、野手としても一流を求められているので、走れないということはNGです。
ですので、あまりに体重過多になると、今度は故障しやすくなったり、成績を残せなくなる可能性もあると思います。
現状若いうちは良いですが、今後加齢に伴い、衰えが来たときにどうか?という話はあると思います。
そのためにも、大谷翔平選手が今行っているように、若いうちに自分の身体で様々な検証をしてみるのは良いことだと思います。
まとめ
ここでは、大谷翔平選手の身長と体重のバランスは大丈夫かを考えてきました。大谷翔平選手は、2018年のメジャーのシーズン開始から逆算して、メジャー用の身体を作ってきたと思います。
もっと言えば、さかのぼること数年前から、それを目標に肉体作りを意識してきたはずです。
(出典元:instagram)
実際、その努力は如実に表れており、メジャーリーガーの投手の平均身長=188.9cm、平均体重=94.7キロというデータを照らし合わせてみても、数字面だけ見ると大谷翔平選手の身長と体重は遜色ないように見えます。
しかし、いつもTVなどの映像などを見て思うのが、やはり同じ体重でも骨格の違いを感じます。もっといえば、欧米系の選手とアジアの選手の間に体重以上の違いがあるように見えます。
骨格が大きいということは、それを支える腱や関節もしっかりしていて大きいということ。
ですので、その部分は、大谷翔平選手も常に考えつつ、怪我をするリスクを最低限に、パフォーマンスを最大限引き出せる肉体へとボディメイクをし続ける必要があるでしょう。
今後、毎シーズンごとに大谷翔平選手がどんな身体的な進化と変化を遂げていくかを見届けたいですね。そこに、本当の答えがあるはずなので・・・
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