京都のベスト観光シーズンは色々ありますが、春の桜の季節こそオススメだと思います。醍醐寺は、そのなかでも桜の早咲きの花見スポットとして有名。一足先に、醍醐寺で桜の早咲きの様を堪能するのはいかがでしょうか?2019年の桜情報を紹介!
ここでは、醍醐寺の桜の早咲きを堪能するための見ごろやライトアップ情報、混雑具合などをご紹介していきます。
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醍醐寺の桜で一歩先に早咲きの桜!見ごろは?
そもそも醍醐寺の桜がなぜ”早咲き”なのかという点ですが、それは桜の種類・品種によるところが大きいです。
たとえば、醍醐寺にもあるカワヅサクラは、本来早咲き桜の品種として知られています。また花期も1ヶ月間と長いのも特徴です。
ちなみに、醍醐寺では、他にもソメイヨシノ、山桜、枝垂れ桜、八重桜、オオベニシダレ、オオヤマザクラなどのたくさんの種類の桜が約1000本あり、それらが開花した様子はまさに圧巻です。
さて、醍醐寺の早咲き桜の見ごろですが、以下の通りとなります。
3月30日ごろ しだれ桜が満開・他の桜も咲き始めます
3月22日ごろ 河津桜(カワヅサクラ)が満開・しだれ桜が開花し始めます
これらの早咲き桜が満開になる頃、他の桜たとえば八重桜なども一斉に咲き始めます。こちらは、4月4日頃~4月10日頃が満開と予想されます。
早咲きの桜に次いで、他の種類の桜も開花しはじめる・・・京都・醍醐寺の桜は時間差がありかつ長く期間楽しめるのが、まさに「醍醐味」ですね!
ちなみに、醍醐寺では約3週間にわたってお花見を楽しむことができますが、ベストな見ごろのピークは、醍醐寺の入り口の桜のトンネル、三宝院、霊宝館の桜が満開になる4月の第1週目あたりかと思われます。
醍醐寺の最新の開花状況はコチラのサイトでチェックしましょう! ⇒ 醍醐寺のサイト
醍醐寺の桜が花見の起源?秀吉の関係とは?
醍醐寺の桜が日本人の「花見」の起源かも? 醍醐寺の桜の歴史をすこし紐解いてみましょう。
豊臣秀吉といえば、派手好きな人物でしたよね。その秀吉が開催した大イベントこそが「醍醐の花見」。その規模のスゴサはこんなところを見ると分かります。
● 招待客は約1,300人
● 花見の責任者に奉行の前田玄以を任命し、秀吉自ら下見のために醍醐寺へ足繁く通い、殿舎の造営や庭園の改修を指揮し、醍醐山の山腹にいたるまで、伽藍全体に700本の桜を植樹した
● 場内には八番の茶屋が設けられ、茶会や歌会が催されたほか、湯殿のある茶屋もあった
● 参加した女性たちには2回の衣装替えが命じられ、一人3着ずつ着物が新調され、衣装代だけで2015年現在の39億円に相当する金額がかかった
(出典元:ウィキペディア)
「醍醐の花見」に参加した女性の衣装だけで現在の貨幣価値で39億円もかかったというのは・・・いったいどれだけスゴイことかという話ですよね・・・
もちろん、それ以外にも、そもそもこの一度の「醍醐の花見」のために、数か月間という時間をかけて近隣諸国から700本もの桜を秀吉が自ら先頭に立って指揮して植樹したり、招待客1300人のための宿泊施設や飲食代など、想像の域を超えています・・・
やはり天下を取った人物というのは、その行動のスケールが違います。
さて、この「醍醐の花見」は、もちろん、「飲めや歌えや」のスケールの大きな”ドンチャン騒ぎ”となりました。それまで一般大衆の行っていた”花見”をまさにぶち壊すようなイベントになりました。
そして、この桜を肴に酒を飲んで騒いで愉しむスタイルがやがて一般大衆に広がり、現在の日本独自の花見文化のスタイルにつながったといわれています。
まさに、醍醐寺の桜こそ、日本人の「花見文化」の起源ともいえるかもしれませんね。
ちなみにですが、秀吉は「醍醐の花見」のあと、今度は秋の「醍醐のモミジ狩り」を楽しみにしていましたが、同年の夏に62歳でこの世を去ります。醍醐寺の紅葉も美しいですよね・・・
秀吉もかなり無念だったのではないでしょうか?ですが、醍醐寺の桜そして紅葉は、後代の私たち日本人に遺してくれたプレゼントかもしれません。
醍醐寺の桜のライトアップは?
醍醐寺は、紅葉の季節にはライトアップがあるのですが、残念ながら桜の季節にはライトアップはありません。
個人的には、是非醍醐寺には桜の季節こそライトアップしてほしいのですが・・・ きっとライトアップで照らされた夜桜は幻想的でキレイなはずです。
以前紅葉の季節に醍醐寺のライトアップを見に行きましたが、本当にキレイでした。醍醐寺の紅葉の季節も確かにオススメですね。
醍醐寺で桜の花見・混雑は?
醍醐寺では、桜の季節は基本平日、週末問わず、かなりの混雑ぶりです。
基本的に、醍醐寺へのアクセスは電車をオススメします。でも、どうしても車で行く必要があれば、醍醐寺周辺のパーキングに駐車するようにしましょう。
また、醍醐寺といえば、「太閤花見行列」が有名ですよね。もちろん、混雑が一点集中しないよう、「太閤花見行列」は桜の見ごろのピーク時期と若干ずらして行われるのですが、それでもその混雑ぶりがとにかくスゴイです。
それでも、「太閤花見行列」では観光客で混雑するので、もし小さなお子さんがいるようであれば、連れていかない方が無難かもしれません。
醍醐寺の桜・アクセスは?
醍醐寺へのアクセス情報です。
住所: 京都市伏見区醍醐東大路町22
TEL: 075-571-0002
営業時間: 三宝院・伽藍・霊宝館9:00~17:00
上醍醐9:00~16:00休業期間中無休
アクセス方法:地下鉄東西線 醍醐駅より東に向かって徒歩10分
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まとめ
醍醐寺といえば、その桜は早咲きとして知られていますが、だからこそある程度の長い期間桜の花見を楽しめるのが、醍醐味ですよね。
そして、秀吉がかつて醍醐寺で盛大な「醍醐の花見」を開催したと思うと感無量ですし、秀吉が楽しみにしつつも開催できなかった醍醐寺での「醍醐のモミジ狩り」の歴史などを考えると、是非、桜と紅葉の季節に醍醐寺に行ってみたいと思いますよね。
醍醐寺の桜の見ごろに合わせて京都の観光に組み込んでみてはいかがでしょうか?
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