「西郷どん」の第二回の放送では、「立派なお侍」というタイトルが付けられていました。ところで、案外、”侍”と”武士”の違いについて正確に答えるのが難しかったりしませんか。
ここでは、”侍”と”武士”の違いについてできるだけ分かりやすく書いてみたいと思います。(西郷どん・大河ドラマ1月14日)
まず、侍とは・・・
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侍とは?
侍とは・・・ですが、まず字に注目してみましょう。
この「侍」という字は、「侍女(じじょ)」の「侍」と同じです。侍女とは、もともとは、偉い立場の貴族などに仕えて、雑用や身の回りの世話をする女性のことで、”腰元”と同じ意味です。これを英語にすると、「メイド」とも訳せます。
実際、メイドと聞くと、「メイドサービス」などのことばが示すとおり、身の回りの家事などを行うサービス業といったイメージが湧きます。目下のものが、はるか目上の者に仕えるといった印象でとらえると良いでしょう。
ですので、「侍」にかんしては、女性でないというだけで、意味するところは、立場が上の主君に「仕える者」と言う意味になります。しかも、こと日本では、「侍」という字を含む「侍従(じじゅう)」ということばの示すものは、広い意味では、たとえば天皇などの高貴な立場の人物の側近として奉仕する文官や位を意味しています。
ですので、かなり高い位の「貴族」に仕える・奉仕する身分のことを「侍」と定義できます。
武士とは?
武士とは・・・ですが、ひとことでいうと、平安時代の後期以降、常に武器を携行し、武力を行使する身分の人を指しています。
実際、映画やドラマで見る「武士」というと、常に長短一本づつの日本刀を「二本差し」携行しているというイメージがありますよね。これには、根拠があり、「武士」が誕生した平安時代の正装から来ているといわれています。当時の正式な武装は、馬に乗った武士が闘えるよう考えられていました。
つまり、まず一本目は「太刀」とよばれる長めの剣を持っていました。その目的は、弓を失っっても馬上で使えるようにするため。そのため比較的長い剣が必要だったんですね。もう一本は、「腰刀」とよばれ「短刀」といっても良い、短い剣でした。これは、主に落馬した場合に組討を行う際に、相手の首を切るための武器として携行していました。
いづれにしても、遅くとも室町時代には、武士が「二本差し」をするという習慣が確立したといわれています。
侍と武士の違いが少しお分かりいただけたでしょうか?
ひとことで言えば、侍は「かなり偉い立場の貴族に仕える者」であり、武士は、「将軍に奉仕する者で軍事訓練を受けた者」ということになります。
侍と武士どっちが偉いの?
侍と武士がどちらが偉いかということですが・・・
結論からいうと、厳密にいえば、その偉さは、「侍 > 武士」となります。
その理由は、天皇のような高貴な人物のもとで仕える侍 > 天皇の臣下にあたる将軍に仕える武士という図式です。ですので、江戸時代に当てはめて厳密にいえば、「侍」は、大名と直参旗本だけを指す身分ともいえます。
この図式であてはめると、武士の人数は多いですが、侍の人数はごくわずかということになりますよね。
まとめ
西郷隆盛と愛犬ツン。
彼らに再会できるのは、
もうしばし、あとのこと。#NHK #大河ドラマ #taiga #西郷どん #せごどん #segodon#鈴木亮平 #西郷隆盛 #ツン#また会える日を楽しみにしちょってな pic.twitter.com/9YXNftwsXj— 大河ドラマ「西郷どん」 (@nhk_segodon) 2018年1月8日
「西郷どん」の第二回放送は、「立派な侍」というタイトルがつけられていましたが、これは西郷隆盛の偉ぶらず、「人に仕える精神」を強調したものかもしれません。
隆盛のそんな気性というか性格にも注目してドラマを観るとより興味深く見れますね♪
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