悪質タックルで日大アメフト部は廃部か?今後どうなる?収拾は?

なかなか余波が収まらないのが、日本大学と関西学院大学とのアメフトの試合で生じた日大アメフト部による非常に悪質なタックルの事例です。

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日大アメフト部の悪質タックル事件の問題点と本質とは?

もうすでに様々な報道がなされているので、この事件の詳細はご存知かと思いますが、いかに危険な行為だったかを振り返る意味で、少しご説明します。

今回このケースでは、悪質タックルをしかけた選手のポジションは、DL(ディフェンスライン)でした。

まずアメフトは、非常に厳しいハードコンタクトをともなうスポーツで、実際に本場・米国では非常に多くの選手たちが、現役時代に受けたダメージで引退後は後遺症に苦しむ現実があります。というより怪我が原因となって現役を退く選手が多いため、ほぼほぼすべての選手が故障や怪我を抱えているといえます。

だからこそ、素人目線から見ればあれだけ大げさともみえるプロテクターを装着したり、安全面を配慮したルールが設定されているわけです。

アメフトで欠かすことのできない、「タックル」についてはまず前提として、「ボールを持っている相手にはどこからタックルをしてもOK」というルールがあります。

ですが、一方では「ボールを持ってない相手への後ろからのタックルは禁止」されています。今回のケースでは、まさに関西学院大学の相手QB(クォーターバック)がボールを投げた後(=ボールを持っていない状態)、そのQBに対して、日本大学のDLが後ろから猛然とタックルを仕掛けています。

その結果、タックルを受けたQBは、かなり危険な角度と状態で倒れ込みました。

このときにQBの選手の状態は、自分の手元にはボールはないので筋肉に力は入っておらず無防備な状態です。つまり、まったく無防備な相手にしかも背後からタックルを仕掛けることがどんな結果をもたらすか・・・誰でも分かりますよね。

アメフトのタックルの殺人的威力とは?

ここで、アメフトのタックルの危険性=威力のスゴサを知っておくと分かりやすいかもしれません。

中には、同じくタックルがあるラグビーと防具を付けているアメフトではラグビーの方が危険なのでは?と考える方もいるかもしれません。

しかし、現実はアメフトのタックルの威力は、ラグビーのタックルの2倍といわれます。

ちなみに、NFLのアメフト選手のタックルの威力は、自動車事故の3分の2の威力に匹敵するといわれます。さらにいうと、その衝突エネルギーは2トンといわれ、これは時速56キロで自動車が衝突したときと同じ威力です。

つまり、アメフトは、タックルのたびに「小規模な交通事故」が発生しているようなものです。

そしてもう一つ付け加えると、ボディコンタクトが多いDLと機動力を重視するQBとでは、「防具の堅固さ」が全く異なります。

つまり、タックルをされたQBをもし一般車両に例えると、装甲車両であるDLに後ろから突っ込まれたほどの衝撃だったはずです。

で、このケースの問題点は、「無防備な相手に対して背後から悪質かる危険きわまりないタックルを仕掛けて壊しにいった」ことです。

そして、本質は「この行為に誰の意志と意図が働いていたか?」です。

で、普通に考えると、この日本大学のDLの選手が真に望んでした行為ではないと思えます。むしろ、それを直接的であれば間接的であれ指示したのが、日本大学の監督と考えるべきでしょう。

悪質タックルで日大アメフト部は廃部か?今後どうなる?

で、気になるのが、今回の悪質タックルで日大アメフト部の処遇や今後どうなるかです。

今回のケースを長引かせ、余波を大きくしてしまっているのが、問題の日本大学アメフト部の内田正人監督が雲隠れをし、姿を表していない点。

もし初動の段階で、日本大学アメフト部の内田正人監督が誠意のある対応で謝罪していたら、この問題はここまでコトが大きくなってはいなかったと考えられます。

たしかに、日大のアメフト部からは、「今後このようなことがないように注意する」旨の
謝罪コメントが発表されましたが、そこは本質ではないと思います。

そして、内田正人監督が姿を表さず、謝罪会見を含めた真摯な対応を取っていないところに、もともと日大のアメフト部の抱えていた闇がありそうな気がします。つまり、もともと体質的にそうした傾向を持っており、今回のケースでも真に悪いとは思っていないのでは?と思わされます。

今後、予想される結末ですが、やはり内田正人監督の解任は間違いないのではと思います。その上で、内田正人監督自身による負傷した相手DLを含めた関西学院大学への謝罪と会見で詳細を明らかにする流れになるのでは?と思います。

そして、この悪質タックルで日大アメフト部に廃部の可能性も十分にあると考えます。

今の時代に、もはや「ウヤムヤにして」という流れは、もはや得策ではないと思います。

そして、怪我をさせてしまった日本大学のDLの選手にとっても、自身のレギュラーが危うかったことや監督(コーチを含む)からのプレッシャーから「焦り」、今回の悪質タックルに至ったのであれば、ある意味被害者と言えるのかもしれません。

まとめ

今回の日大のアメフト選手による悪質タックル・・・・。

やはり「無防備な相手に対して背後から悪質かる危険きわまりないタックルを仕掛けて壊しにいった」事実は決して許されることではありません。

もちろん、実際問題スポーツの世界ですから、「相手のいやがることをしないと勝てない」でしょう。しかし、それと無防備な関係のない相手を「潰そう」とした行為は別問題ですよね。

そして、この問題の本質は「この行為に誰の意志と意図が働いていたか?」ということです。

やはり、どう考えても監督やコーチからの指示があったとしか思えないですし、100歩譲っても監督責任を取るべきポジションにいるのは、監督としか思えないです。

今後、このままウヤムヤになることなく、やがて監督が責任を取ることになるとは思いますが、試合ではスポーツマンシップに則ったクリーンな展開を期待したいですね。

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